筋肉の働きや仕組みを理解しよう!
筋肉の構造について
大きく分けると骨格筋(あるいは横紋筋)、平滑筋、心筋の3つに分けられる筋肉ですが、一般的には骨格筋のことを筋肉と呼んでいます。
骨についている骨格筋は、収縮したり弛緩したりすることで骨が動き、身体の運動が生み出されます。
この骨格筋は、肉眼でようやく見えるくらいの小さなものから、臀部を形づくっている大きな大殿筋まで、実に400種類以上あるともいわれています。
平滑筋は、消化器や血管などの内部器官を作っており、心筋は心臓を動かすためだけに存在する筋肉のことです。
また、自分の意志で動かすことができる筋肉を随意筋、自分の意志によって動かすことができない筋肉を不随意筋と分けることもあります。
各部の筋肉について
顔を作っている筋肉は、表情筋と呼ばれ、実に30種類以上もの筋肉があるといわれています。
代表的なものは、前頭筋、眼輪筋、笑筋などで、いずれも筋肉を動かすことによって顔の表情を動かすことによって顔の表情が作り出されています。
上半身の代表的な筋肉は、大胸筋と僧帽筋です。
大胸筋ははボートを漕ぐときのように両肩を前に突き出して引き寄せるようなような運動をする筋肉で、僧帽筋は、肩甲骨と鎖骨にくっついていて、肩甲骨を回すなどの働きを持っています。
腹部には、前腹部前面を縦方向に走る腹直筋と、側腹は外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の3つの筋肉があり、腹部を丈夫に保っています。
手は、日常的に使う頻度が高く、器用に動かなければならないため、鋭敏かつ繊細な感覚を持っています。
また、脚には、直立歩行をスムーズに行うための大殿筋、屈伸を行うための大腿四頭筋などの重要な筋肉があります。