骨盤内の臓器を支え、排尿や、排便、生殖にもかかわる重要な筋肉
骨盤底筋は、骨盤の底にハンモックのように広がる筋肉で、子宮や膀胱、直腸などの骨盤内の臓器を下から支える働きがあります。
また、骨盤底筋は、横隔膜、腹横筋、多裂筋と共にインナーユニットを構成しています。
インナーユニットの4つの筋肉は連動していて、呼吸とともに4つが収縮、弛緩を繰り返すことで、腹圧が一定に保たれ、内臓に負担がかからないような働きをしています。
そのほか、骨盤底筋には、尿道や肛門、膣を締める働きもあり、排尿や排便に携わっているほか、生殖機能にも深くかかわっています。
このように多くの重要な働きがあるので、骨盤底筋っを鍛えると多くのメリットが期待できます。
骨盤底筋を鍛えるとこんなメリットが!!
1.お腹や背中が引き締まる
骨盤底筋は、お腹の腹横筋や、背中の多裂筋と連動しているので、鍛えれば腹横筋、多裂筋も強化され、お腹や背中が引き締まります。
2.排尿、排便機能が正常になる
骨盤底筋は、尿道や肛門を占める働きがあるので、衰えると尿失禁や便失禁の原因に、逆に鍛えれば、排尿、排便機能が正常になります。
3.生殖機能が正常になる
骨盤底筋を鍛えると、骨盤内の臓器が正しく支えられ、血流もよくなるので、婦人科系のトラブルが改善、生殖機能も正常に働くように。
4.内臓が正しい位置に戻り、代謝がUP!!
骨盤底筋がしっかり鍛えられていると、内臓が正しい位置に安定します。そのため内臓の機能も正常になり、代謝がアップします。
5.姿勢が整い、パフォーマンスが上がる
骨盤底筋を鍛えると、インナーユニットが強化され、体幹が安定して姿勢が整います。動作も楽になるので運動のパフォーマンスもアップ。
6.骨盤のゆがみが原因の腰痛が改善
骨盤を鍛えてインナーユニットが強化されると背骨や骨盤がゆがみにくくなるので、歪みが原因で多る腰痛が起こりにくくなります。