Contents
コアコンディショニングとは
人の発育・発達過程に沿って進められるコア機能再学習エクササイズである。
その目的は『すべての身体活動に通じる良好な姿勢』 と 『コアと全身が強調した効率的な動作』の獲得を促すことである。
コアコンディショニングピラミッド
『姿勢が整い上手な動きが出来ても、筋力が無くては弱く遅い動きしかできない。』
『コアのエンジンを強くして、四肢をしっかり動かせる体を作ること。』
ベースの筋力の必要性
コアコンディショニングは、姿勢を整え、体を安定させ効率よく動くという目的で様々なエクササイズパッケージで構成されている。
安定させる能力(スタビラゼーション能力)、効率よく動く能力(コーディネーション能力)は、重力に抗して体を動かすため、それを支える筋力がとても重要になる。
スポーツコアコンディショニングでは、この【筋力】が安定し効率よく動くための原動力と位置付けている。
中でも全ての身体活動の中心である【広義のコアの筋力】を高める事が重要である。
コアフォースファイブはその目的を構成するパッケージである。
コアフォースファイブの実施禁忌例
症状 | 理由 |
---|---|
整形外科疾患 | 血流の増加により炎症が助長され、痛みが強くなる場合がある |
内科疾患 | 椎間板ヘルニア、骨粗鬆症など各疾患に対するリスク管理が必要。 運動実施の可否、運動制限などの把握が必要。 |
妊娠中 | 妊娠に対して、妊婦に対して指導する専門知識が必要。 ※かかりつけ医の判断と許可が必要。 |
動きを鍛える
機能解剖学的に効率的な動きで行うことで、適切な筋肉や関節の機能を高めることができる。
しかし、すでに筋肉や関節に何らかの問題を抱えた状態でトレーニングを行うと、効率的な動きができずに、体の一部の筋肉や関節に負担がかかることになり、痛みや不調が出やすくなる。
そのために必要になってくる考え方が『動きを鍛える』ことである。
ポイント | 解説 |
---|---|
①リアライメントと可動性を高める。 | 体は最も抵抗の少ない動きを求めて動こうとする特性がある。 事前にリアライメントと可動性を高めることで、効率的な動きが行言う明日くなる。 |
②単独の筋肉を活性化して活動性を高める。 | 事前に動きにくい筋肉を収縮させて活性化させておくと、その後行うトレーニングや練習の中で適切に働き、効果的な動作が行い易くなる。 |
③適切なアライメントと重心位置を意識する | トレーニング時の着眼点として・・・ 骨盤や脊柱の不必要な動きはしていないか?重心位置は支持面に対してどこにあるのか?など。 |
筋力向上の三大原則『運動・栄養・休養』
筋力を高めるためには、コアフォースファイブのような運動で菌にkに「収縮刺激」を入れることが必要になる。
また、運動にはエネルギーが必要ですが、運動に必要なエネルギーが体内に不足すると筋肉を構成する成分が分解されエネルギーを作り出すことになる。
このことから運動に加えて、『エネルギー源となる炭水化物』と『筋肉の成長と修復に必要なたんぱく質やビタミン』などを、適切なタイミングで適切な量を摂取することも筋力向上には大切である。
特に睡眠中に分泌されやすい成長ホルモンの作用により、回復と発達が促進されるので『睡眠時間の確保』と『睡眠の質』を高めることも筋力向上に重要である。