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5.目的別の精油と主な作用

目的に合わせてブレンドする精油を決めます。

以下の良くある不調の例を参考にしながら、精油を選びましょう。

1.肩こりを和らげる

体内の疲労物質の乳酸が筋肉に溜まって、末梢神経を刺激し、痛みが起こった状態です。

同じ姿勢が続いたり、体が冷えたりすると、何らかの理由で血行が悪くなっているため、血行を良くしたり、乳酸を早く排泄することがポイントです。

精油例
精油名精油の主な作用
ローズマリー、スイートマージョ体を温め、血行を促進させる
ブラックペッパー体を温め、毒素を排泄する
グレープフルーツ、サイプレス、レモングラス毒素を排泄する
ペパーミント、ユーカリ(ユーカリプタス)筋肉の痛みを取る
カモミール体を温める

 

2.冷え性を改善する

貧血、低血圧、血液循環の低下によって、内蔵で温められた血液が末端まで送り届けられないことなどから起こります。

代謝低下のため、熱がうまく作られない状態です。血液循環をよくし、代謝を上げることがポイントです。

精油例
精油名精油の主な作用
ローズマリー血行を促進させる
スイートマージョラム、カモミール・ローマン血行を促進させる、体を温める
ジョニパーベリー、ゼラニウム、グレープフルーツ代謝を上げる
ラベンダー、レモン貧血に良い

 

3.頭痛をやわらげる

頭痛には偏頭痛と筋肉痛の頭痛があります。

偏頭痛は、頭の血管の一部分が拡張し、周囲が炎症を起こすことを言います。

神経が刺激されて、痛みが起こるケースです。目の前がチカチカしたり、目が見えづらかったりするのは、このタイプです。

筋肉性の頭痛は、頭や肩こりから起こります。頭全体がぼんやりと痛むような気がする、夕方に起こりやすいという場合は、筋肉性のものと考えられます。

このほか、イライラや神経の使い過ぎなど、ストレスが原因となることもあります。

また、痛みが激しいときや続くときには、重大な病気の可能性もありますので、早めに病院を受診しましょう。

精油例
精油名精油の主な作用
ラベンダー、ペパーミント鎮痛作用
ローズマリー、スイートマージョラム血行を良くする
ジョニパーベリー、グレープフルーツリンパを刺激し、血行を良くする
ベルガモット、ペパーミントリフレッシュ作用

 

4.腰痛や膝の痛みを和らげる

体の歪みや疲れ、ストレス、体重過多などが原因で起こるといわれます。

筋肉の緊張を取り、老廃物の排泄を促すことがポイントとなります。

精油例
精油名精油の主な作用
ジュニパーベリー、ローズマリー老廃物を排泄する
レモングラス消炎作用、鎮痛作用
ユーカリ(ユーカリプタス)、ラベンダー、ペパーミント、スイートマージョラム、ブラックペッパー筋肉の痛みを和らげる

 

5.むくみを緩和する

血管の外に過剰な水分が溜まった状態をいいます。水分の循環をよくして、血管やリンパ管に流すことがポイントとなります。

立ったまま、座ったまま、なお同じような姿勢が長時間続いたり、体が冷えてしまったり、水分を摂り過ぎたりすることが原因になる事もあります。

また、ストレスにより、代謝が落ちてむくむ場合もあります。

全身的なむくみの場合は、休息したり、ケアをしたりしても改善しない場合、病気の可能性も考えられるので医師による診察をお勧めします。

精油例
精油名精油の主な作用
ローズマリー、カモミール・ローマン、ブラックペッパー、スイートマージョラム、ジンジャー体を温める
ローズマリー、スイートマージョラム血行を促進する
ジョニパーベリー、グレープフルーツ、サイプレス毒素を排泄する
ゼラニウム、グレープフルーツ、サイプレスリンパを刺激する

 

6.肥満

体脂肪が異常に増加した状態をいいます。

食べ過ぎや栄養バランスの偏りなど、食習慣に問題が多い場合や運動不足や加齢によって基礎代謝が低下してしまった為に起こります。

また、ストレスによって、内分泌系のバランスが崩れて、太ってしまうこともあります。

精油例
精油名精油の主な作用
パチュリ、ベルガモット、グレープフルーツ食欲の調整
ブラックペッパー、レモングラス、ローズマリー、グレープフルーツ、ジュニパーベリー代謝を上げる
ジュニパーベリー、フェンネル毒素排泄作用
ローズマリー、レモン、サイプレス、ゼラニウムストレスの緩和

 

7.生理痛や月経前緊張症を和らげる

生活のリズムやストレスがあると、ホルモンバランスが乱れて、結果として生殖器の不調につながることが多くなります。

リラクゼーションを心がけ、生活リズムを整えるようにしましょう。

精油の成分の中にはホルモンバランスを取ったりするものもあるので、改善の助けになります。

精油例
精油名精油の主な作用
クラリセージ、ローズオットー、ネロリ、カモミール・ローマン、ラベンダー、フェンネルホルモン様作用
イランイラン、ジャスミン、カモミール・ローマン、ゼラニウム、ラベンダー、スイートマージョラム、ペパーミント、ジュニパーベリー、フェンネル、クラリセージ、ローズ、ローズマリー生理痛を緩和する
ゼラニウム、サイプレス、ローズオットー、スイートマージョラム、グレープフルーツ月経前緊張証を緩和する

 

8.便秘を和らげる

便秘とは、規則正しい排便が行われない状態をいいます。

皮下脂肪の沈着(肥満)、肌トラブル、痔などの原因になる事があります。

排便を我慢することが習慣化してしまったり、腹筋力が弱まり、太陽の緊張が低下してしまったりすることから起こります。

食物繊維の少ない食事、ストレスが原因となることもあります。

冷えが原因となることもあるので、温める事も大切です。

精油例
精油名精油の主な作用
ゼラニウム、サイプラス、ローズオットー、スイートマージョラム、グレープフルーツ緩下作用
カモミール・ローマン、ペパーミント、レモングラス消化器の調整

 

9.不眠を緩和する

精神的な悩みや興奮などによって不眠は起こります。

眠りに就けない、眠った気がしない、眠ってもすぐに起きてしまうなど、不眠の症状は様々です。

人間は、朝の光に当たった時刻から約14~16時間後に眠くなる時刻がセットされるといいますが、何らかの理由で、この体内時計が狂うことが不眠に大きくかかわります。

精油例
精油名精油の主な作用
ラベンダー、ローズオットー、ネロリ、スイートマージョラム、クラリセージ鎮痛作用、ストレスを緩和する
カモミール・ローマン体を温める
サンダルウッド(白壇)リラックス作用

 

以上、代表的な主訴(クライアントが最も気にしている不調)を取り上げてみましたが、不調は1つだけとは限らず、様々な不調を場合も多くあります。

その場合は最も気になっている症状を優先して、精油を選びます。

また、体と心は深く結びついていますので、ストレスや精神的な悩みやショックが様々な不調の原因になっていることもあります。

その場合には、精油例にあまりこだわらず、最も好きな香りやリラックスさせてくれる香りを中心に精油を選ぶとよいでしょう。

 

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