アロマトリートメントに使用するオイルをキャリアオイルと言います。トリートメントには、100%植物原料のものを使います。
食用の油はアロマトリートメントには適していません。アロマテラピー専門店等で購入するとよいでしょう。
色やにおい、粘性、価格等を考えると、単独では使いにくい植物油もありますので、購入のときには、アロマトリートメントとして使えるかどうかを確認しましょう。
Contents
1.スイートアーモンド油
アーモンドの種子から搾油した無色から淡黄色のほぼ無臭のオイルです。
ビタミンD、E、オレイン酸やミネラル等の栄養分が豊富で、肌を優しく保護し、柔軟性を高める効果に優れています。
肌のかゆみを抑えて披露した肌を回復させます。
顔や全身に使いやすく、赤ちゃんにもお勧めです。
2.ホホバ油
ホホバの種子から抽出される植物性ワックス(植物ロウ)です。酸化に強く透明でにおいの少ない安定したオイルです。
ビタミン、ミネラルを多く含み、肌に馴染み易く、全身マッサージに適しています。
さらっとした使用感なのに、しっとりさせます。
脂性肌、乾燥肌と脂質を選ばずに使えます。体にも顔にもよく利用されます。
3.グレープフルーツ油
ぶどうの種子から抽出淡黄色のわずかににおいのあるオイルです。
酸化しやすいリノールサンが主成分ですが、ビタミンえEを豊富に含むため、日持ちしやすく安定しています。
軽くさっぱりとした感触で肌への刺激やアレルギー性が少ないので、敏感肌や脂性肌に適しています。
また、肌の老化を予防する働きがあります。
4.オリーブ油
モクセイ科の植物オリーブの果実から取れる植物性油脂です。
色は淡黄色から淡緑黄色で、主成分はオレイン酸とリノール酸です。
アロマテラピーショップだけでなく薬局などでも手に入り、美容や医療の分野で広く使われえています。
オレイン酸の含有量が多く、ビタミンEも含んでいることから、皮膚をケアし、再生する作用があります。
5.マカダミアナッツ油
ヤマモガシ科の植物マカダミアナッツの種子から取れる植物性油脂です。
色は、淡黄色で、主成分はオレイン酸とパルミトレイン酸です。
人間の皮脂の構成に近いパルミトレイン酸を約20%含有していますので、肌に対する馴染みがよく、皮膚の再生作用があります。
6.植物性スクワラン
オリーブ油などに由来する炭化水素を還元して得られる飽和炭化水素です。
無色透明でにおいもありません。肌に対する馴染みがよく、浸透力にも優れています。
酸化安定性が高く、冬場でも低温で固まることはありません。
スクワランと言えば、サメから取れるものも有名ですが、アロマテラピーを行うときは動物性のものではなく、植物性のオイルを使うのが望ましいということが原則になっています。
7.小麦胚芽油
イネ科の小麦麦芽から取れる植物性油です。別名をウィートジャームとおいい、天然の抗酸化剤であるビタミンEを高い数値で含有しています。
琥珀色でにおいが強く、粘着性の高いオイルです。他のオイルと混ぜることにより参加しにくくする働きがあります。
粘性があるので、10%以下でほかのオイルとブレンドして使用するのが一般的です。乾燥肌や老化肌に適しています。
8.アプリコットカーネル油
アプリコットカーネル油は、バラ科のあんずの果実から取れる植物性油脂です。
淡黄色でほぼ無臭です。オレイン酸とリノール酸を多く含んでおり、スイートアーモンド油とよく似た特性を持っていますが、アプリコットカーネル油の方がややさらっとしていて軽めです。
全ての肌質に合わせやすいオイルですが、特に乾燥肌、老化肌、敏感肌に最適です。
アロマトリートメントやベビーマッサージにも使いやすいです。