赤ちゃんは、体が小さく、大人ほど抵抗力もありません。
肌もデリケート尾であるため、大人と同じトリートメントオイルを用いることはできません。
いくつかのガイドラインを守りながら、マッサージをしていく怭油があります。
1.精油を入れず、植物油だけで行う
ベビーマッサージは、精油を入れずに植物油のみで行います。
市販のベビーマッサージ用のオイルには、精油を希釈したものもありますが、家庭で精油と植物油をブレンドしてベビーマッサージを行うには、0歳児の小さな体には、精油の作用が強く働きすぎることも考えられるからです。
日本アロマ環境協会では、3歳未満の乳幼児に対しては、精油が直接肌に触れる使い方をしないように定めています。
ベビーマッサージに使用するオイルは、植物原料100%のものを使用してください。
例えば、スイートアーモンド油、グレープフルーツ油、アプリコットカーネル油などがベビーマッサージには適しています。
ただし、植物由来ではあっても食用油は絶対に使わないようにしましょう。
アロマテラピー専門店など、トリートメントに使える植物油を扱っている店で購入するとよいでしょう。
2.生後1か月まではやめておく
1か月検診を経て、母子ともに健康であることを確認してから行いましょう。
未熟児で生まれた場合、心身に何らかの障害を抱えている場合などもあるかもしれませんが、気になる点については医師に相談し、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ行うとよいでしょう。
3.パッチテストを必ずする
大人の場合でもパッチテストは必要ですが、まだ肌が弱い赤ちゃんにとっては大人以上に重要です。
前腕部にベビーマッサージに使うオイルを付けて、24~48時間様子を見ます。
発疹や赤み、痒みなどの異常があったら、すぐに大量の水で洗い流しましょう。
それでも改善しない場合は受診をオススメします。
4.マッサージ用オイルの保存に気を付ける
オイルは、封を開けた瞬間から酸化が進行していきます。
保存できる期間は、オイルの種類によって異なりますが、できるだけ早めに使い切りましょう。
また、高温多湿の場所や直射日光の当たる場所は避けて、冷暗所で保存するようにしましょう。
小さな子供やペットの手の届かないところに保存し、誤飲しないように十分に気を付けましょう。
5.ベビーマッサージのタイミングを考える
ベビーマッサージは、ノルマのように「1日1回行わなければならない。」というものではなく、回数が多ければよいというものでもありませんん。
赤ちゃんの様子をよく観察し、赤ちゃんの状態が良いときに、行うようにしましょう。
空腹になり過ぎている時には、途中で機嫌が悪くなりやすいですし、逆に食事(授乳)の直後もふさわしくありません。
基本的には、食事(授乳)と食事(授乳)の間がよく、お風呂の後に行うのもよいでしょう。
また、寝る前にベビーマッサージをすると、よく寝てくれるという声も聞かれます。
赤ちゃんの様子を見ながら、マッサージをするのに適した時間を決めましょう。
6.機嫌の悪いときにはやめる
ベビーマッサージ中に赤ちゃんの起源が悪くなってしまったときは、無理に続けないようにしましょう。
機嫌が悪くなった原因を取り除いてあげることを先に考えてあげてください。
7.無理に全部通じてやろうと思わない
ベビーマッサージの対象をここでは0歳児としていますが、赤ちゃんの動きが増えていくにつれて、ベビーマッサージを全身に通じて行うのはだんだん難しくなります。
1か月健診終了後から寝返りの頃までにスタートできるのが最適ですが、お座りやハイハイ、伝い歩きが始まっても、ベビーマッサージは十分可能です。
1~2箇所だけでも十分な効果がありますので、出来るときに出来るところだけで結構です。
「~しなければならない。」と思わずに楽しみながら行いましょう。
8.手技にこだわり過ぎず、楽しい気持ちで行う
ベビーマッサージをする人は、手技や順番にこだわり過ぎないようにしましょう。
自分も楽しみながら、笑顔でべびーマッサージをしましょう。
緊張したり、自信が持てないで恐る恐るやっていたりすると、赤ちゃんに気持ちが伝わってしましいます。
笑顔で言葉がけをしたり、歌に合わせて行ったりするのも、赤ちゃんにとっては楽しい時間となります。
9.禁忌事項について知っておく
禁忌とは、ベビーマッサージを行ってはいけない状態をいいます。
禁忌事項は、以下の通りです。
- 発熱している場合
- 炎症がある場合
- 予防接種後48時間以内の場合
- 明らかに普段より、体調が気分がすぐれなさそうに見える場合
10.あまり長く行わないようにする
1回のマッサージは長く行わないようにしましょう。
10~15分が目安です。