目的
- ピラーの強さを向上。
開始姿勢
- 肩甲骨の間にボールがくるように、あお向けになる膝を90度に曲げ、頭部から膝にかけて身体を一直線ににする。
手順
- 開始姿勢を保ったまま、バランスをくずさない範囲でボールの上に転がる。
- 臀部が下に落ちないように臀筋群を収縮させる。
ポイント
- 親指が床を向くように腕を外旋し、肩甲骨を後方に引き付ける。
感覚
- 上背部、体幹部のストレッチ。
- 臀筋群の収縮。
*予定した時間の保持が出来れば、10回で割った時間で繰り返す。例えば20秒保持が目標であれば、2秒の保持を10回繰り返すことから始める。
バランスボールはシンプルな道具だが、体幹トレーニングの最も重要な道具の1つです。
今や、殆どのトレーニングジムで見かける事が出来、スポーツ用品の店で買うこともできる。
バランスボールには様々なサイズがある。エクササイズに適しているのは、ボールのっ直径(高さ)がまた下に対して、
15~20%ほど小さいサイズで、しっかり空気が入っている物が良いだろう。
『バランスボール・エクササイズ』の目的は、可動域を広げ、その過程でバランスや協調性を向上させ、安定性の為の筋力を強化させることにある。
肩、胴体、股関節を安定させることに集中しているとき、固有受容器の感度を高めてくれる。
身長 | ボールの直径 | ボールのサイズ |
---|---|---|
145cm以下 | 35cm | S |
140~165cm | 45cm | M |
165~185cm | 55cm | L |
185~195cm | 65cm | LL |
195cm以上 | 75cm | LLL |
不安定なバランスボールは嫌でも筋の準備を高め、不安定なボールの上で身体を安定させ、且つコントロールするためにより多くの筋を動員しようとする。
その結果、体幹筋をより協同して働かせることになり、その要素である、肩、胴体、股関節の筋肉の力と安定性を向上させることになる。
更に、エクササイズはトレーニング前のウォームアップと同様に、これらの筋肉の活動と伸張性を向上させ、よりよい可動性と神経系コントロールをもたらしてくれる。
サッカーやラグビー、アメリカンフットボール、バスケットボールなどでバランスを失ったとしよう。
固有感覚が向上していれば、自分の身体が空間の中でどの位置にあるかを認識する力が向上している為、足首を捻ったり、膝の靭帯を断裂したりせずに着地できるだろう。
又、けがを防ぐだけでなく、ゲーム中で起こった事に対して、より良いポジションで反応できるようにもなる。