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ルーシーダットンの基礎知識 - アスレティックビューティラボ ひろお豊玉中整骨院

ルーシーダットンとは

ルーシーダットンは、タイに伝わる伝統的な、仙人の動きを真似る運動です。

『ルーシー』には仙人や隠者と言う意味が、『ダッ』には曲がったものを元に戻すという意味が、そして『トン』には己(自己)という意味があります。『ダットン』は自分自身で身体を正しい位置に戻すことを指すため、『ルーシーダットン』は『仙人の自己整体』という意味になります。これはタイ古式マッサージと同様に、タイ伝統医学の中で伝えられてきた技術です。

指定されたポーズをとる点は、インドのヨガを連想させます。しかしヨガとは異なり、ルーシーダットンには難しいポーズがほとんど含まれていませんし、そもそも『体を柔らかくして集中力を高め、難易度の高いポーズに挑戦してそれを達成する。』という考え方がありません。

元々は、修行僧が瞑想や修行で崩した体調を整える為に行われていた。という説があります。ルーシーダットンでは、自分なりに気持ち良く体を伸ばしていくことが大切です。

ルーシーダットンが体に与える影響

ルーシーダットンが体に与える影響

ルーシーダットンでは、体を『伸ばす』『ひねる』といった基本的な動作によって、全身をストレッチする事が出来ます。これにより、様々な効果を得る事が出来ます。

ルーシーダットンの効果

  1. 片脚で立ったり、重心を動かしてバランスを取ったりするので、バランス感覚がアップします。
  2. 『伸ばす』『曲げる』といった行動によって体の柔軟性が高まり、ケガをしにくくなります。
  3. 意識して呼吸を行うため、深く長い呼吸が可能になり、空気をたっぷりと取り込むことで気分爽快になります。
  4. 体をしっかり動かすため、ダイエット効果が期待できます。
  5. コリがほぐれ体がスッキリするため、不快感が減少して気持が安定します。

 

 

ルーシーダットンの歴史

ルーシーダットンは、元々タイの各地にいたルーシー(仙人)たちが、厳しい修行や長時間の瞑想によって痛めてしまった体をいやすための調整法であったといわれています。

ルーシーダットンの歴史は、タイに仏教が伝わった紀元前の頃から修行者達に用いられてきたものでした。

タイで伝統的に行われたルーシーダットンですが、18世紀後半に起きたビルマ軍の侵攻により、保管されていた文献が消失してしまいます。

そこで、記録として残すために知識や情報が集約され、ルーシーダットンの動きを真似た像が、ラーマ1世によってワット・ポーに作られました。

しかし、これらの像は粘土や謹白などの材質で疲れていたため非常に壊れやすく、当時軟体作られたかは定かではありません。

1830年ころになると、ラーマ3世によって、新たに亜鉛や錫の合金で80体もの像が作られました。

像のポーズを見て、それに合わせて作られた詩を読むことで、ポーズを再現することが出来たといわれています。

しかし、その後に起きた戦争による破壊や盗難によって、その多くが失われてしまいました。

現在、ワットポーには24体の像が残されています。

ルーシーダットンの現在

ルーシーダットンは、ワット・ポーにあるタイ伝統医学校で毎朝8時から30分間行われており、タイの現地の方から観光客まで、幅広い人々が参加しています。

無料で参加できるので、訪れた際にはルーシーダットンを行ってみるのもよいでしょう。

現在の日本では、ルーシーダットンはエクササイズの一種として行われています。

動きが難しくないため、あまり体力のない方やシニアの方にもオススメです。

誰にとっても簡単なので、フィットネスクラブやカルチャースクール、個人のセラピーのオプションとして取り入れられます。

ルーシーダットンは、タイ古式ボディケアの施術者にとっても役立つ運動法です。

施術前の準備運動や施術後のクールダウン、さらには施術者自身のけが防止のために行うとよいでしょう。

ルーシーダットンを行う上で心がけること

自分が気持ちよいと感じる範囲で身体を動かす

ルーシーダットンでは、無理をせず、自分なりに体を動かすことが最も重要なポイントです。

そのため、回数にも決まりがなく、自由に行うことが出来ます。

「決められたポーズを実践できるか」ではなく、「自分がどれだけリラックスできるか」を追及してみてください。

 

自分と他人を比較しない

特に、グループでルーシーダットンを行う際には、「隣の人はあんなに体が動くのに、私はうまく動かない」「私は〇〇さんよりポーズがうまくできている!」などと考えてしまいがちです。

このような他人と自分を比較する気持ちがあると、体を無理に動かしてしまいかねません。

ルーシーダットンは、「体を癒す調理法」であるため、体に負担のかかる動きはせずに、自分なりに体を伸ばすことを心がけてください。

 

練習する時間帯をあらかじめ決めておく

朝起きたとき、お昼の休憩、夜寝る前など、練習する時間をきるとよいでしょう。

ルーシーダットンは、一度ですぐに効果が現れる運動ではありません。

継続的に行う必要がありますので、時間帯を決めて習慣化することをオススメします。

ルーシーダットンにおける呼吸

一般的なエクササイズでは、筋肉を伸ばす際に息を吐きますが、ルーシーダットンでは、筋肉を伸ばす際に息を吸います。

息を吸って体内の圧力を高めることで、体の内側から外側に向けて刺激を与えます。

また、「体を伸ばす」「体をねじる」などの動きを加えることで、体の外側から内側に向けて刺激を与えます。

この内側と外側への刺激によって筋肉と内臓をマッサージし、体の筋肉をほぐしていきます。

息を吸いながら体を動かすと、吐きながら体を動かすときに比べて筋肉が伸びにくく感じますが、これは正常な反応です。

体を動かしてポーズを取る時には、基本的に息を吸い続けます。

「吸いながら伸ばす」ことで、体は強くほぐされていきます。

そのため、ポーズを終え、圧力から解放された体は、マッサージを受けた後のような心地よさを得られます、

自分なりに楽しむことがルーシーダットンの基本ですが、「息を吸い続ける」こともできるだけ意識して体を動かしてみましょう。

息を吸い続けることが苦しいと感じるときは、軽く吐いてすぐにまた吸い始めましょう。

また、吸うことに重点を置いた呼吸が難しい場合は、自然呼吸で行ってもよいでしょう。

呼吸法の練習

呼吸を意識するだけで、ルーシーダットンの楽しさを一つ知ることが出来ます。

私たちは深呼吸等の域を吐く動作には慣れていますが、吸い続けることには慣れていません、

ポーズを取る前に、まず息を吸う練習を行いましょう。

息を吸うことは、吐くことよりもエネルギーを使います。

そのため、呼吸の練習は体を温めてくれるのです。

ウォーミングアップにも適していますので、積極的に行いましょう。

【練習法】

  1. あぐらをかいて座り、背筋を伸ばします。このとき、手は楽な位置に置いてください。
  2. ゆっくりと長く息を吸い続けます。

【ポイント】

ゆっくりと息を吸うと、すぐに息がすえなくなってしまします。

それでもさらに吸い続けることがポイントです。

とにかく吸い続けることで、体内の圧力を高めることが出来ます。

体が温まることはもちろん、頭もスッキリします。

 

インストラクターとしての心得

ルーシーダットンのポイント

ルーシーダットンはエクササイズの要素も含まれていますが、体の調理法に由来したものです。

そのため、生徒が「強く伸ばす」「必要以上に曲げる」といった行動をとらないように指導しましょう。

生徒は、インストラクターのポーズを再現しようと無理に体を動かしがちです。

そのためインストラクターと全く同じポーズを取る必要はなく、自分が「気持ちいい!」と感じられるポイントでキープすることが大切であることを伝えてください。

また、無理をしているかどうかがわかるように、生徒一人一人に気を配り、積極的に声をかけていくことを心がけましょう。

ルーシーダットンでは、特に準備するものはありません。

ただし、地面が固い場合はマットなどを利用するとよいでしょう。

 

対面指導と背面指導

インストラクターが生徒と向き合う指導法を、「対面指導」と呼びます。

向き合うことで、生徒とコミュニケーションを取りながらポーズを見せることが出来ます。

指導の際には、生徒が直感的に動きの方向を認識できるように生徒に右腕を上げてほしいときは自分の左腕を上げる、生徒に右に動いてほしいときは自分が左に動く、など生徒と動起きの方向を合わせることが重要です。

対面指導とは反対に、背中の状態を確認してほしいときは、生徒に背を向けて指導を行います。

これを「背面指導」と呼びます。

生徒に右腕を上げてほしいときは自分も右腕を上げる、生徒に右に動いてほしいときは自分も右に動く、など生徒と同じ指導で指導します。

対面指導中に生徒に背中の動きを見てほしい場合は、対面指導から背面指導に切り替える必要がありますので、体の動きを左右反対に切り替えてください。

ポーズに不慣れだとインストラクター自身が混乱してしまうので、ポーズの練習を十分に行うようにしましょう。

 

動きを伝える

インストラクターが生徒に動きを伝えるには、大きく分けて2つの方法があります。

それは、「ビジュアル(視覚)キューイング」と「バーバル(言葉)キューイング」です。

ビジュアルキューイングは、動きを伝えるためにインストラクターが動きを見せる行為全般を指します。

インストラクター自身が具体的にルーシーダットンのポーズをとる「ビジュアルプレビュー」も、これに含まれます。

t一方、バーバルky-院具は、言葉によって動きを誘導する行為を指します。

「腕を引いてください」「ゆっくり脚を入れ替えてください」などの声掛けや、「あと1回です」「気持ちよく伸ばしましょう!」等の言葉もバーバルキューイングに含まれます。

生徒に迷わず動いてもらうことが目的なので、「反対側でもやってみてください」といった漠然とした伝え方はNGです。

必ず「左側も一緒に行いましょう」など、具体的に指導しましょう。

指導の際は、必ず左右交互に1回ずつ行いましょう。

これによって、左右の体の動き方の違いが認識できます。

2~3セット繰り返すことで、生徒は1回目より2回目の方が、2回目より3回目の方がよく動けているように感じられることでしょう。

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