一般的なエクササイズでは、筋肉を伸ばす際に息を吐きますが、ルーシーダットンでは、筋肉を伸ばす際に息を吸います。
息を吸って体内の圧力を高めることで、体の内側から外側に向けて刺激を与えます。
また、「体を伸ばす」「体をねじる」などの動きを加えることで、体の外側から内側に向けて刺激を与えます。
この内側と外側への刺激によって筋肉と内臓をマッサージし、体の筋肉をほぐしていきます。
息を吸いながら体を動かすと、吐きながら体を動かすときに比べて筋肉が伸びにくく感じますが、これは正常な反応です。
体を動かしてポーズを取る時には、基本的に息を吸い続けます。
「吸いながら伸ばす」ことで、体は強くほぐされていきます。
そのため、ポーズを終え、圧力から解放された体は、マッサージを受けた後のような心地よさを得られます、
自分なりに楽しむことがルーシーダットンの基本ですが、「息を吸い続ける」こともできるだけ意識して体を動かしてみましょう。
息を吸い続けることが苦しいと感じるときは、軽く吐いてすぐにまた吸い始めましょう。
また、吸うことに重点を置いた呼吸が難しい場合は、自然呼吸で行ってもよいでしょう。