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コアスタビライゼーション - カイロプラクティック&スポーツストレッチ ひろお豊玉中整骨院

コアスタビライゼーション

コアスタビライゼーションは、ベーシックセブンやコアリラクゼーションエクササイズでしっかり体の隅々までリラックス出来た方は、

お腹の奥にある姿勢を保つための筋肉に刺激を与えて、抗重力位での姿勢改善と、良い姿勢を長く安定を保つためのエクササイズである。

ストレッチポールに横になりながら、呼吸をすると、リラックスができ自然な腹式呼吸を行うことができます。

その呼吸運動を行うことによって姿勢を支えるための身体の奥の筋肉がトレーニングされ正しい姿勢を維持できるようになります。

コアスタビライゼーションエクササイズを楽しく行うことによって、姿勢を支える筋肉を刺激し、美しい姿勢をいつまでもあなたのものにします。

今まで悩んでいた姿勢の悪さや肩や腰の悩みもこれで解消。毎日楽しく行えるエクササイズです。

コアスタビライゼーションが目指す姿勢の安定

(1)インナーユニットと腹部の安定性

 腹部は12対の肋骨と胸骨で囲まれ、骨格による安定性を有している。

骨盤帯では仙骨と左右の寛骨が強靭な関節で連結され、体重支持にも耐えられる構造をしている。

これに対し、腹部はたった5個の腰椎のみで支え、その安定性の大部分をインナーユニットの機能に頼っている。

このため腹部の安定性を確保するには、十分なインナーユニットのトレーニングが必要となる。

 腹横筋は胸郭と骨盤の間をコルセットのように取り囲み、ほかの腹筋郡からは独立して腰部多裂筋と共に、その停止部が胸腰椎に及ぶことから、腰椎前弯の保持にも貢献する。

腰部多裂筋のいくつかの椎体をまたぐ構造は、腰椎の分節的な安定化に最適である。

これらの筋肉の作用により、解剖学的に不安定な腹部の安定性が獲得されている。

さらに横隔膜と腹横筋は重要な呼吸金でもある。腹横筋は横隔膜・骨盤底筋郡と密接に関係しており、腹圧の上昇を通じて脊柱の私事性に貢献する。

 現代の便利な生活は歩行距離を短くし、身体活動の機会を減少させている。また、大人になると大きな声を出す。

大声で泣くなどの腹圧を向上させる活動も少なくなり、ますます。腹部の安定性を失っていくことになる。

(2)脊柱の安定化

 コアの安定にもう一つ欠かせないのが脊柱の安定化である。脊柱周りの小さな筋(短回旋筋・半棘筋・多裂筋など)や脊柱起立筋群が脊柱の分節ごとの運動を調節し、姿勢調節に重要な筋であると考えられている。

乳児の発達過程では、寝返りなどによってまず動くための筋が活動を開始し、脳の発達・活性化と共に支えるための筋が活性化され、より高度な姿勢調節能力を身につけていくものと推察される。

 脊柱周囲の小さな筋は小さな筋力しか発揮できないが、感覚線維に富み、背骨の状態についての情報を脳に送る感覚器としての役割を果たしている。

コアスタビライゼーションで用いるエクササイズはすべて脊柱をストレッチポールに乗せて行うことにより、脊柱からの豊富な感覚入力が得られ、正中感覚の再確認を促すと考えられている。

(3)軸回旋エクササイズの効果

 横突棘筋郡(半棘筋・回旋筋・多裂筋)は脊柱において、隣接する椎体と椎体をつなぐように左右一対ずつあり、両側政に働く椎体関節を伸展させ、一側性に働けば椎体関節を回旋させる。

これらの筋活動は主に運動時姿勢保持および姿勢制御に働いているようである。横突棘筋郡の働きが不十分であると、体幹の回旋時には正中位に脊柱を安定させることができず、体幹の側屈を伴った回旋になりやすい。

屈曲や伸展においても、大きく動きすぎる分節や逆に動きの殆ど出ない分節など、脊椎全体の可動性のバランスに破綻が生じる。

 横突棘筋群の発達は頸椎から始まり胸椎・腰椎の順に発達すると考えられている。生後間もない赤ちゃんは頭を左右に回旋させ、頸椎周りの小さな筋をトレーニングしている。

これと同じように脊柱全体の小さな回線を利用して、脊柱周りの小さな筋の機能を引き出すのが軸回旋のエクササイズである。

エクササイズの留意点

(1)大小運動による安定化

リアライメントが得られておらず、インナーユニットが機能していない状態でコアスタビライゼーションを行うと、どこか別の部位で身体を支えようとする。

たとえば、上肢の運動において両下肢を踏ん張って身体を支えたり、下肢を拳上する際に、頚部をストレッチポールに押し付けて身体を支えたりといった代償が誘発される。

尚、エクササイズ中、バランスを崩してストレッチポールから身体が落ちそうになったときには、無理に姿勢を保持しようとせず、ストレッチポールから滑り落ちるように体勢を崩すことが大切である。

コアスタビライゼーションではこのような代償運動が起きないように難易度の低いものから徐々に難易度を上げながらエクササイズを進める。

出来ない動きを飛ばして難易度を上げても、運動の連続性を確保することにはつながらず、必ず何らかの代償が生じるため、目的とする効果は得られない。

(2)エクササイズの進め方

コアスタビライゼーションを確実に獲得するためには、前述した順に沿って確実に習得することが大切である。

ストレッチポールのうえでの安定した基本姿勢を保持できるようになるまでは、呼吸と軸回旋エクササイズを繰り返し行うことをお勧めすろ。

呼吸と軸回旋エクササイズを丁寧に行う事により、その後に津ずく四肢の動きに対する体幹の安定性を容易に獲得することができる。

四肢を使ったエクササイズでうまくできないエクササイズがある場合には、ひとつ前のエクササイズに戻り、動きを獲得するまで次のエクササイズには進まないことを原則とする。

この時、頸や肩に必要以上に力が入る。頭をストレッチポールに押し付け身体を支える、四肢を床に押し付けて身体を支える、などの代償的な反応を見逃してはならない。

コアスタビライゼーションが目指す姿勢の安定

体幹の安定性には腹部の安定性と脊柱の安定性が欠かせない。腹部の安定性にはインナーユニットの機能が重要であり、脊柱の安定性には一つ一つの機能をつなぐ小さな筋の機能が重要である。

コア機能の獲得

たとえば上肢拳上に際し腹部の安定化に重要な横隔膜筋は、上肢の運動の約30mm秒前には活動し、体幹を安定させる。

この活動のタイミングのズレが腰痛や肩こり等の不調につながると考えられている。

このような自律的なコアの機能を私たちは発育発達の中で学習し、意識しなくても四肢の動きや重心の移動に対して適切な体幹の安定性を獲得していく。

しかし、その機能を忘れ、うまく使えなくなった現代人は、すべての筋が関与する呼吸を通して意識的にエクササイズすることで、その機能を引き出すことが可能になると考えられる。

コアスタビライゼーション(実施)

目標

抗重力位での姿勢改善と、安定化。
腹腔壁を構成する体幹深部筋(インナーユニット)の機能改善を目的としたエクササイズ。
呼吸運動』により、小さな回旋運動を利用して、脊柱回りの小さな筋を刺激する(軸回旋エクササイズ)
意識的に腹横筋を活動させる事により、忘れていたインナーユニットの機能を思い出すことを目的とする。

呼吸エクササイズ

呼吸に関する腹部と胸部の筋を自在に操る能力を身に付け、インナーユニットの筋機能を向上させることを目的とする。

腹式呼吸

フォーム

基本姿勢

エクササイズ

ゆっくり自分のペースで腹式呼吸を行う。
息を吐くときに、お腹を膨らませ、息を吸うときに、お腹をへこませる。

強制呼気

フォーム

基本姿勢

エクササイズ

ゆっくりと息を吐き、息を吐き切った状態で腹筋群の緊張を30秒保持する。

ポイント

腹筋群を緊張させつつ、胸郭を使って呼吸を続ける

軸回旋エクササイズ

呼吸エクササイズにより、インナーユニットが活性化を得た後、軸回旋エクササイズによって脊柱周囲の小さな筋の働きを引き出していく。

手を伸ばして小さく回旋

フォーム

基本姿勢から両手を天井の方向に伸ばし、手のひらをあわせる

エクササイズ

指先と両肩を頂点とする二等辺三角形を作り、指先を見ながら体幹を左右小さく回旋する。

ポイント

両腕と両肩でできた三角形が崩れないように回旋する。
身体が捻じれないように骨盤帯と胸郭は同じ方向に回旋する

両手を伸ばして小さく回旋(視線は逆)

フォーム

基本姿勢から両手を天井の方向に伸ばし、手のひらを合わせる。

エクササイズ

指先と両肩を頂点とする二等辺三角形を作り、指先と逆の方向を見ながら、
体幹を左右に小さく回旋する。
不慣れな場合は視線を先に動かし、その後体幹の回旋を行い、
慣れてきたら視線の移動と体幹の回旋を同時に行うようにする。

ポイント

両腕と両肩でできた三角形が崩れないように回旋する。
身体が捻じれないように骨盤帯と胸郭は同じ方向に回旋する。
頭部の側屈が起きないように注意する。

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