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身体のしくみ - カイロプラクティック&スポーツストレッチ ひろお豊玉中整骨院

脳・神経系

私たちの脳にはいろいろな機能がある

脳の構造と機能について

脳は、大脳、小脳、脳幹(中脳・間脳(視床、視床下部)・橋・延髄)からなっています。

ものを見たり、感じたり、記憶したり、身体を動かしたりといったさまざまな行動を行う上で最も大切な器官が脳であるといいます。

特に、全重量の80%を占める大脳は、身体の各部位から贈られた情報を的確に処理し、またその情報を各所に酩酊する人体の総合指令室といった役割を果たしています。

大脳の下部に位置する小脳は、身体の平衡を保ったり、全身を上手に働かせたりする役目を持っています。

脳幹は基本的な生命現象を司る重要な器官です。

『脳死』は、この脳幹が働くなったことを意味しており、別名『命の座』とも呼ばれています。

 

神経系の構造について

身体の各部分に連絡し、様々な情報を伝え、機能を統括する重要な器官が神経、あるいは神経系と呼ばれるもので、大きくは、脳・脊髄の中枢神経系と、運動神経(分泌神経)・知覚神経・自律神経などの抹消神経系とに分けられています。

中枢神経は、精神活動、生命の維持に深く関わる人体の中枢を担っている器官といえるでしょう。

また、抹消神経は、脳や脊髄と身体の各部分を結ぶ連絡路の役割を果たしており、脳から直接でている左右12対の脳神経も含まれています。

末梢神経の3つの機能は、次の通りです。

  • 運動神経(分泌神経):脳から指令を身体の末端・遠方に伝える神経です。向かった先が筋肉の場合を運動神経、分泌腺の場合を分泌神経と呼んでいます。
  • 知覚神経:感覚器官に生じた刺激を中枢へ伝える神経です。
  • 自律神経:血管、内臓などの働きを統制する神経です。

 

骨格

骨格について理解を深めよう!

骨格の構造について

人間の骨格は、基本である200個余りの骨と軟骨で骨格系が形作られています。

骨格は、身体を支えるだけでなく、骨格筋が結びついて運動を行ったり、身体内部の器官を保護したり、造血作用などを含む働きを持っていたりと、様々な働きを行っています。

中でも、直立歩行を行う人間にとって1番大切な骨格である脊椎は、背骨の部分にあたり、身体を重力から支える役割を持っています。

成長するにしたっがってS字型のカーブを描きますが、これは歩行のバランスをとるために必要だといわれています。

 

骨の中の仕組みについて

骨の中には、さまざまな細胞、動脈、静脈などがひしめいていますが、基本的にどの部分の骨も中央は空洞になっており、その中には血液成分(赤血球、白血球、血小板)をつくる骨髄で満たされています。

骨は、大きく分けると3つから構成されています。

  • 骨膜:骨の表面を覆っている膜の部分
  • 緻密骨:隙間なく詰まった硬い塊の部分
  • 海綿骨:多孔質のスポンジ状の部分

骨の大きな特徴としては、軽くて柔軟であるにも関わらず、力学的にも折れにくい構造になっています。

骨の中には、骨を作る細胞、壊す細胞などが存在しており、必要に応じて破壊と再生を繰り返しているのです。

これらは骨代謝と呼ばれていて、血液中のカルシウム濃度を保つため、あるいは骨をいつも若い状態に保つための作用があるとも言われています。

また、妊婦さんの骨が弱くなったり、骨粗鬆症などは、骨の中の成分のバランスが崩れて引き起こされます。

 

筋肉

筋肉の働きや仕組みを理解しよう!

筋肉の構造について

大きく分けると骨格筋(あるいは横紋筋)、平滑筋、心筋の3つに分けられる筋肉ですが、一般的には骨格筋のことを筋肉と呼んでいます。

骨についている骨格筋は、収縮したり弛緩したりすることで骨が動き、身体の運動が生み出されます。

この骨格筋は、肉眼でようやく見えるくらいの小さなものから、臀部を形づくっている大きな大殿筋まで、実に400種類以上あるともいわれています。

平滑筋は、消化器や血管などの内部器官を作っており、心筋は心臓を動かすためだけに存在する筋肉のことです。

また、自分の意志で動かすことができる筋肉を随意筋、自分の意志によって動かすことができない筋肉を不随意筋と分けることもあります。

 

各部の筋肉について

顔を作っている筋肉は、表情筋と呼ばれ、実に30種類以上もの筋肉があるといわれています。

代表的なものは、前頭筋、眼輪筋、笑筋などで、いずれも筋肉を動かすことによって顔の表情を動かすことによって顔の表情が作り出されています。

上半身の代表的な筋肉は、大胸筋と僧帽筋です。

大胸筋ははボートを漕ぐときのように両肩を前に突き出して引き寄せるようなような運動をする筋肉で、僧帽筋は、肩甲骨と鎖骨にくっついていて、肩甲骨を回すなどの働きを持っています。

腹部には、前腹部前面を縦方向に走る腹直筋と、側腹は外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の3つの筋肉があり、腹部を丈夫に保っています。

手は、日常的に使う頻度が高く、器用に動かなければならないため、鋭敏かつ繊細な感覚を持っています。

また、脚には、直立歩行をスムーズに行うための大殿筋、屈伸を行うための大腿四頭筋などの重要な筋肉があります。

 

皮膚

皮膚の働きを知ろう!

皮膚の機能について

皮膚は、人間の身体全体を覆う重量的にも面積的にも人体最大の器官で、最も大切な役割は、太陽光線等やウィルスなど外界の刺激から守ってくれることです。

それだけでなく、体内の組織を保護する役割も持っています。

弾力性と耐水性に富んでいる皮膚は、汗をかいたり、毛穴の開け閉めをするなどして体温の調節もしてくれます。

構造的には、表皮、真皮、皮下組織の3層構造で成り立ちます。

表皮の基底層という部分では、絶えず新しい細胞が作られています。

この細胞は成長して表面に達すると垢となって剥がれ落ちます。

真皮の部分には、いくつもの神経細胞が密集して外界の刺激を感知します。

一般的に3分の1以上の皮膚をやけどで失うと、生命の危険が生じることになります。

 

皮膚の感覚について

表皮の下にある真皮と呼ばれる層には、圧覚(圧力)、温覚(熱さ)、触覚(手触り)、痛覚(痛み)、冷覚(冷たさ)、の皮膚の5つの感覚を感知する受容器が点状で存在しています。

ここで受けた刺激は、大脳に伝えられて初めて、前記の感覚である痛みや熱さなどの感覚が生まれてきます。

ただし、これらの受容器は、皮膚の至る所にあるというわけではなく、集中しているところとそうでないところがあるのが特徴です。

これらを調べるには、背中など、ある部分の2点を同時につついてみて、2点がくっついているように感じるか、離れているように感じるかで多いか少ないかがわかります。

背中には、受容器が少ない部分です。

圧覚には、強弱の圧力を感じ分ける2種類の受容器があります。

温覚は、熱いものに触れて、皮膚温度が上昇するのを感知します。

触覚は、毛根の周囲に分布し、物に触れたときの手触りを感知します。

痛覚は痛みを感知し、冷覚は冷たいものに触れて、皮膚温度が降下するのを感知します。

 

鈍感な皮膚

上記に2点を同時に棒で突いた場合、腿や背中は受容器が少ないので、ある程度距離が離れないと1点を疲れたようにしか感じません。

敏感な皮膚

指先には受容器が多く、感じやすいので、わずかな距離しか離れていなくても、2点を同時に棒で突いた場合には、2点それぞれが八切ると感じられます。

 

皮膚の5つの感覚

皮膚は5つの感覚を感知する受容器

  1. 圧覚:強弱2種類の受容器で感じ分ける。パチニ小体、マイスネル小体が関与。
  2. 温覚:皮膚温度の上昇を感知する。ルフィニ小体、自由神経末端が関与。
  3. 触覚:ものに触れたときの手触りを感知する。パチニ小体、マイスネル小体が関与。
  4. 痛覚:皮膚に加えられた痛みを感知する。自由神経末端が関与。
  5. 冷覚:皮膚温度の降下を感知する。クラウゼ小体、自由神経末端が関与。

 

血液・リンパ

血液とリンパの仕組み、役割について理解を深めよう!

血液の役割について

赤血球・白血球・血小板・血漿からなる血液には、大きく分けて4つの働き(成分)があります。

1つ目は、運搬の役割(赤血球)があり、酸素と二酸化炭素の他に栄養素・ホルモン・免疫物質・老廃物を体外に排出します。

2つ目は、免疫と病原菌を根治する役割(白血球)があります。

3つ目は、出血した時の出血を止める役割(血小板)を持っています。

最後の4つ目は、体内で作られた熱を身体全体に広め、体温を調節する役割です。

体中を血管によってめぐっている血液には、前記の役割があり、様々な情報を有しているため、血液検査をするだけで身体のどこに問題があるかすぐにわかるようになています。

 

毛細血管の構造について

毛細血管は、名前の通り直径100分の1mmという細さで、身体のほとんどの部分に網の目状に分布しています。
毛細血管の壁を通じて栄養素と老廃物、酸素と二酸化炭素の交換が行われています。
動脈と静脈は血液を通すだけの役割ですが、毛細血管があることでガスや栄養分の交換が行われるのです。

動脈と静脈について

動脈:円形の断面を持つ厚い血管である動脈は、3層で成り立ち、大動脈と細動脈の二つがあります。
細動脈は、血管の太さを調節し、血流に対する抵抗を決めたり、心臓から送り出される血液の分布を調節しています。

静脈:楕円形の断面を持つ血管である静脈は、動脈同様に3層で成り立っていますが、動脈よりも薄く、筋組織や弾性繊維が少ないのが特徴。
また、血液の逆流を防ぐために半月状の弁がついています。
手足の体温低下を防ぐのも静脈の役割です。

 

リンパの働き

リンパ管、リンパ液、リンパ節で成り立っているものをリンパあるいは、リンパ系と呼んでいます。

リンパ管は、身体全体に網の目のように張り巡らされており、リンパ液は、血液の成分から赤血球を除いたもので、血液とほぼ同等のものとみなされています。

また、リンパ節は、リンパ管の中継点として身体の各所にあり、リンパの流れが悪くなったときに、そのポイントを押して、流れを良くしたら身体の調子が良くなる非常に大切な部分です。

大きなリンパ節は、耳の周辺、顎の下、鎖骨回り、脇の付け根、膝の裏側などにあります。

細胞からの老廃物の排泄機能やウィルスなどへの免疫機能を有するリンパの流れが滞ると、リンパ節に老廃物や毒素が蓄積され、体調を崩します。

 

 

ツボ

東洋医学の考え方とツボの効果を学ぼう

ツボと東洋医学、五行陰陽説、経絡の関係

東洋医学の世界では、人間が心も身体も健康でいるためのエネルギーがあり、絶えず身体の中を循環していると考えられてます。

この道筋を『経絡』と呼んでいます。

経絡の流れは、12の臓腑に対応していて『正経12経』と総称されています。

これらに身体の中心を通る任脈と督脈を合わせたものは『正経14経』と呼ばれ、健康づくりに役立てられています。

 

また、東洋医学の自然観として『陰陽5行説』があります。

これは、自然が植物・熱・土壌・鉱物・液体の5つの物質で構成されているとして、それぞれを木・火・土・金・水の5行として表現し、それらに陰陽をKむ見合わせたものです、

 

東洋医学では、人間の身体にも陰陽と5行が当てはまると考えられており、人体の臓器すべてに、陰と陽、木・火・土・金・水の5行を割り振っています。

陰陽五行説と五臓五腑

ツボ療法は、東洋医学の考え方に由来します。
古代中国を発祥とする東洋医学では、自然界のあらゆるものを陰と陽に分けました。
また、自然は、木・火・土・金・水の5つの要素にすべてわけられるということから、自然界を表現する際に『陰陽五行説』というものが基本的な考え方になっています。
そして、この5つの要素は、相互に影響を与え合い、常に変化しながら存在しています。(その関係は、相性と相克の2つに分けられます)

この陰陽五行説を人間の身体にあてはめ、陰は『静かなるもの』、陽は『動なるもの』と考えます。
具体的には、手のひらや足の裏など内側の静的な部分を陰、手の甲や足の甲など外側の動的な部分を陽と言っています。
また体内では、生命を営む主体となる『臓』に、木・火・土・金・水の五行を当てはめ、、肝は木、心は火、脾は土、肺は金、腎は水に当たるとしています。
この5つの臓を総称して『五臓』といいます。
また、臓の働きを補うものとして、『腑』という存在を想定しています。
心に対する腑は小腸が対応するなど、臓と腑のコンビネーションが整ってこそ、生命が正常に維持できるというわけです。

五行相関図

相性・相克は5つの関係が正常に保たれている状態。
この2つの関係があることで自然界は均衡を保ち、体内の生理活動も正常を保たれます。
相性:一方が他方に対して促進・援助する関係。一方が他方の母であると喩えられています。具体的には、木生火(木は日の母であり、逆からみると火は木の子であるという関係)、火生土、土生金、水生木と無限の循環になります。
相克:一方が他方を制約・抑制する関係。具体的には木克土(木は土を制約・抑制するというっ関係)、土克水、水克火、火克金、金克木で、こちらも無限に循環します。

 

ツボケアすることのメリットについて

ツボ療法のメリットは、東洋医学の永年の研究による理論の確立と、実践に裏打ちされた効果によるものが大きいといわれています。

体系的にまとめられた『臓腑経絡による経穴理論』のもとで治療が進められ、臨床例として効果が確かめられていることから、多くの症例にすぐさま応用できるのはうれしい限りです、

風邪をひいたら、ここのツボ、めまいがしたらそこのツボという風に、一見何の脈絡もなく、患部とは遠い場所にありなあら適切なところを刺激すると治ってしまうという不思議さは言葉ではとうてい言い表せないほどです。

また、自分の弱いところがわかり、そこを元気にするにはここのツボを刺激するといいと体験的に感じたならば、自分でも治すことができるツボ療法の最大のメリットだといえるでしょう。

 

ツボの見つけ方

ツボの書き込まれた人体図にそって、ツボを探そうと思っても、そこがツボかどうかは不明です。
なぜなら、ツボの位置は個人差があるからです。
まずは、ツボであろうあたりを押してみて、押したときの感触、痛みを感じるか、皮膚の状態はどうかなどをみながら、実際の治療や健康づくりに役立つ生きたツボを探り当てましょう。

ツボの解説
  • 百会:頭頂部のほぼ中央にあるツボです。応用範囲が広いため、指圧・お灸・鍼治療で用いられ、多くの症状に効果を発揮します。
  • 前頂:額の髪の生え際の真ん中から、親指3本半分、後ろにあります。風邪による頭痛、めまい、鼻づまりなどにこのツボが用いられることがあります。
  • 神庭:額の髪の生え際から、前正中線上を親指半分後ろの位置にあるツボです。鼻の疾患を始めとし、頭痛、めまい、てんかんに効果あります。
  • 天柱:首の後ろ側の骨のくぼみの両側に僧帽筋があり、その僧帽筋の上端、左右両方の外側にあるツボです。頭部の疾患を始めとし、全身の症状お回復に役立ちます。
  • 風池:天柱の少し上の外側が目安で、指でもむと耳の後ろから頭の両側にかけて軽い痛みが走るのが特徴です。ほとんどの風邪の症状が治る特効ツボです。
  • 風府:別名『盆のくぼ』と呼ばれています。首の後ろの神の生え際から親指の幅1本分上がったくぼみにあり、押すと軽い痛みを感じます。このツボも風邪の症状に対し、やわらげる効果のある特効ツボです。
  • 内関:手のひらを上にして手首を曲げ、指で前腕前面をさわると、中央に2本の腱があります。この2本の腱の間で、手のひら側の横ジワ中央から親指2本分上がったところにあるツボです。
  • 委中:うつ伏せになって寝たときに膝に関節の後ろ側にできる横ジワのちょうど中央にあるのがこのツボです。足の痛みを取り除く効果が高いことで知られています。
  • 湧泉:足の裏にあるツボで、2番目と3番目の足の指の分かれ目の三日月状のところと、かかとを結んだ線上にあり、三日月から3分の1のところにあります。

 

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