セラピストとしてのマナー
タイ古式ボディケアセラピスト資格を取得し、多くのクライエントを癒やすことを目的としています。
クライエントを安心させ、精神的に深いリラックス効果を与えるために、プロのセラピストとして常に心に留めておきたいマナーを紹介します。
【10のマナー】
①新設にs対応する。
②自分勝手な施術をしない。
③大げさな施術をしない。
④症状が改善できないと感じたら医療機関での受診を促す。
⑤全てのクライエントには公平に接する。
⑥気分によって施術にムラを出さない。
⑦責任感を持って施術する。
⑧自己成長する意欲を持ち続ける。
⑨慎重に施術を行う。
⑩常に真摯な態度を心がける。
セラピストとしての心構え
施術者とクライエントとの信頼関係が築けなければ、どれほどよいケアを行ったとしても、十分な効果を得ることはできません。
相手との信頼関係を築き、深いリラックス効果を与えるために必要な心構えを紹介します。
【12の心構え】
①心を乱さず、施術に集中する。
②動きやすい服装で行う。
③礼儀正しく振る舞う。
④装飾品を身に着けない。
⑤髪をまとめ、ネイルなどを行わない。
⑥体臭や口臭をケアする。
⑦施術者が体調不良のときは施術を行わない。
⑧私語を控える。
⑨施術中に飲食をしない。
⑩施術中に携帯電話を使わない。
⑪施術中は適度にクライエントに触れない。
⑫デリケートな部分への施術は慎重に行う。
施術前の注意や準備について
注意力が散漫であったり、他のことを考えたりしていては、施術者はきちんとした施術を行うことができません。
心を落ち着けて施術に集中するために必要な準備や注意するべきことをご紹介いたします。
【施術前の注意・準備】
①施術を行う前に、数分間のゆとりを作る。
- クライエントがリラックスすることができる時間。
- クライエントは施術者に親近感を持つための時間。
- クライエントの病歴、健康状態、施術経験、人工的な骨や関節があるかなどをチェックする時間。
②クライエントに、着替えて足を洗ってもらう。
③施術者は手を洗う。
④クライエントに施術の流れを簡単に説明する。
禁忌
タイ古式マッサージにおいて一番大切なことは、クライエントのことを第一に考える、ということです。
そのため、クライエントの病歴を正確に把握しておく必要があります。
また、現在治療中の疾病や投薬されている薬、、過去の手術歴、かかりつけ医がクライエントに勧めている予防措置などがあれば、それも把握しておくとよいでしょう。
これらを把握せずに施術を始めると、クライエントにリラックスしてもらえないだけはでなく、クライエントへの施術自体が危険なものとなっています。
【禁忌】
①ガン治療が目的の施術。
②重病である、または体が弱っている時。
③高熱を出している時。
④骨粗しょう症であるとき。
⑤脊椎に激しい痛みを感じているとき。
⑥妊娠中の場合。
⑦骨折、静脈瘤、ケガやあざ、関節炎などケガをした部位への施術。
⑧食後1時間経たないうちからの腹部への施術は行わない。
施術を行う上で注意点
タイ古式ボディケアは、施術を始めてから終わる前に2時間以上もの時間がかかります。
クライエントはもちろん、施術者が疲れてしまっては、心身ともに調子を整えることができません。
また、施術者の心が整っていなければ、施術を続けることも難しくなります。
きちんとした施術を行うために、施術者はまず呼吸を落ち着かせ、集中しましょう。
途中で疲れないように、圧を加えるときは体重をかけながら行うことも重要です。
また、圧のかけ方や指の使い方など、施術をしながらでも常にチェックするようにしましょう。
【施術時の注意点】
①呼吸を整えて精神を集中させてから、施術を行うようにする。
②施術中は心を落ち着かせ、急がずにゆっくりと行う。時間をかけて行う中で、適度な圧を加え方、ストレッチの強度を見極める。
③親指や手のひらで圧を加ええるときは、腕と背筋をまっすぐにして、体重をかけながら行う。そうすることで、体への負担を軽くし、長時間施術を行うことができる。
④親指は指先ではなく、指の腹を使う。そうすることで、クライエントは気持ちよく感じることができる。
⑤センを施術する前後は、手のひらでなじませるようにしてリラックスさせる。センにいきなり圧を加えてはならない。圧迫する前に必ず、これからセンを施術するを手のひらで触れて知らせる。
⑥親指などの「点」で圧を加えた後は、手のひらなどの「面」で圧を加えてほぐす。
⑦クライエントがあざになりやすい体質の場合は、圧迫する施術の力を弱めて行う。
⑧心臓病や糖尿病、循環器系の疾患を持っているクライエントには、血液を止めるような施術は一切行わない。