タイマッサージのスケールでは、毎日授業の始めと終わりに、タイ古式マッサージのス支社でもあるシワカ・コマラバ師に「オンナモ(OM NAMO)」がささげられています。
オンナモとはマントラ(仏に対する参賀や祈りを表した言葉)の一環で、唱えると超自然的な力とつながることができ、その守護や祝福、加護を得ることができると考えられている呪文です。
タイ古式マッサージでは、施術する前にオンナモを唱えることで、よい施術ができるとされています。
オンナモで唱えられるマントラは、純粋なタイ語ではありません。
インドのバラモン教やヒンドゥー教の呪文が元であるので、パーリ語も混じり合っています。
オンナモは、言葉の意味はさほど重要ではありません。
さらに、意味が分からないものほど、強い効き目があると考えられています。
オンナモを唱えることは、聖なる力の加護を得るためだけでなく、施術者自身が精神統一し、心を落ち着かせるための準備でもあるのです。