濃厚な甘さの果肉には、様々な栄養成分が
世界3大美果の1つにも数えられる、トロピカルフルーツの代表格。
メキシコやインド、タイ、フィリピンなどからの輸入品だけでなく、1970年代からは宮崎県や鹿児島県、沖縄県など、国内でも妻財されるようになり、身近な存在になりました。
マンゴーの果肉にはβ‐カロテンが豊富で、肌の健康維持、がんや動脈硬化の予防効果が期待できます。
また、色素成分でエリオシトリンには、脂質の酸化を抑える働きがあり、がんや糖尿病、高血圧など、生活習慣病の予防に効果が期待できます。
また、造血作用のある葉酸や、整腸作用のある食物繊維のほか、カリウムも比較的多く、高血圧の予防にも役立ちます。
期待できる効果
- β‐カロテンによるがん・生活習慣病予防
- 葉酸による貧血予防
- カリウムによる高血圧の予防
アップルマンゴー
国内で生産されるほとんどが、このアーウィン種。熟すと皮がりんごのように赤く色づく。
ほどよい酸味とコクのある甘さ。とろけるような食感が特徴。
選び方
- 皮が鮮やかに色づき、ツヤがあって厚みのあるもの
- 黒い斑点やしわがあるものや、触ったときにブヨブヨしているものは鮮度が落ちている。
主な栄養成分 | 可食部100gあたり |
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エネルギー | 64lkcal |
鉄 | 0.2mg |
カルシウム | 15mg |
カリウム | 170mg |
ビタミンA(レチノール活性当量) | 51μg |
ビタミンC | 20mg |
ビタミンE | 1.8mg |
食物繊維 | 1.3g |
葉酸 | 84μg |
科・属 | ウルシ科マンゴー属 |
和名 | 檬果、菴羅、菴摩羅 |
原産地 | インド、東南アジア |
主な産地 | 沖縄県、宮崎県、鹿児島県 |
おおいしい時期 | 4~8月 |
品種群
フィリピンマンゴー
輸入マンゴーの多くはフィリピン産で、価格も手ごろ。形がペリカンのくちばしに似ていることから「ペリカンマンゴー」とも呼ばれる。
なめらかな食感で甘味はさわやか。
ドライマンゴー
カットしたマンゴーを乾燥させたドライフルーツで、ビタミンなどの栄養素が凝縮されている。
そのまま食べるほか、ヨーグルトに混ぜたり、ケーキ生地に混ぜ込んでもおいしい。
保存方法
- まだかたい未熟なマンゴーは、風通しのよい涼しい場所で追熟させる。
- 完熟したものはポリ袋に入れて野菜室へ。
食べ方のポイント
- 独特の香りが強くなり、指先で触った時に柔らかさを感じれば食べごろ。
- 食べる2~3時間前から冷蔵庫で冷やすとおいしく食べられる。
- 中心に平らな種があるので、包丁でそぐようにして縦3枚に切る。
おすすめの食べ合わせ
+にんじん(β‐カロテン) | がん予防・美肌効果 |
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